【ドル円相場の歴史】円安はいつまで続く?過去のドル円相場の歴史を振り返る

☆最近気になること
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●20220913●第9話●

こんにちは!
今日は9月13日。

1985年9月13日はあの大人気ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」が発売された日です!
今や日本を代表するゲーム。
37年前の今日、どんな思いで任天堂は発売したのでしょうか。
ここまで売れると想像してたなら凄いですね!

今日の日記は最近ニュースで見て気になったことです。

・円安が止まらない! ※2022年9月時点

さて本題ですが、最近のニュースでは必ず触れられる「円安」についてです。
今日(2022.9.13)はとうとう1ドル=140円を超えて144円となっております。

先日までは1ドル≒100円という認識だったのに、この短期間で一気に変わるもんですね。

ニュースでも
・私生活への円安の影響
・今後の情勢
・日本はどうなるの
などと毎日のように報じられています。

ふと疑問に思ったのですが、
・1ドル=140円の時代って過去にあったの?
・最高でどこまで円安になった事あるの?
・逆に最高の円高っていつ?
と思いました。

そこで今回は、戦後〜現在までのドル円相場の推移についてまとめてみましたのでご参考にご覧ください。

・戦後〜現在のドル円相場一覧

・戦後〜1973年まで


第2次世界大戦後、連合国軍総司令部(GHQ)が打ち出した物価安定・緊縮財政政策「ドッジ・ライン」によって、円相場は1ドル=360円に固定されました。



当時は1ドル=360円だったんですね!
今考えると恐ろしい円安です….
(もちろん当時と今では情勢が全く異なるので単純に比較できないですが、数値だけ見るとびっくりです。)


資金不足だった日本は、世界銀行からの融資で道路、ダム、製鉄所などを着々と整備。米国が朝鮮戦争(50~53年)や、75年まで続いたベトナム戦争に国力をつぎ込む中、日本は自動車や家電などの製品を大量に製造する力を付けた。固定相場による円安メリットを生かした輸出増が日本の戦後復興を支えたのは間違いない。


円安のメリットの一つに
「輸出市場が活性化する」というものがあります。
海外の人からすると安く商品を輸入できる相手になりますよね。
逆に現在の日本は多くのもの(服や食品)を海外から輸入しており、円安は輸入品の値上げに大きく関係しているため、円安は私生活に大きく影響すると言えます。

また1973年以前は現在のような変動相場ではなく、固定相場で一律360円と決まっていたのですね。
(正しくは1971年〜1973年は1ドル=308円の固定相場の時代を挟んでいます。)

・1973年〜1985年まで 1985年のターニングポイント


1985年9月「プラザ合意」が発表される。米国の貿易赤字増大と景気悪化が止まらない中、米英仏、旧西ドイツと日本の蔵相・中央銀行総裁が米ニューヨークのプラザホテルで緊急会合を開き、為替市場に協調介入することで合意した。


さて1ドル=360円、308円の固定相場の時代が終わった後は少し円高となり、
1973年〜1985年は1ドル=240円前後で取引されるようになりました。

その後「プラザ合意」にて円相場は急騰。約3カ月で200円を割りこみ、1年後には150円近くまで円高が進みました。

1ドル=150円の時代はこの頃(1985年過ぎ)にあったのですね!
そう思うと現在の円相場は当時の相場にどんどん近づいていますね…

この円高と同時に輸出産業は苦しみますが、輸入産業は活発になってきます。

・1985年〜2001年 1995年には1ドル=79円!?


バブル崩壊後も円は上昇。1995年4月には1ドル=79円75銭を付け、円高は続く。政府は98年3月、大手銀行を中心とする21行に公的資金を注入。景気悪化を受け、日銀は99年2月にゼロ金利政策を導入したのに続き、2001年には民間金融機関が日銀に預ける預金残高を目標に資金を供給する量的緩和政策に乗り出す。円高対策に翻弄された政府・日銀は結果的に金融緩和に依存し、経済停滞下で物価が持続的に下落するデフレに長く向き合うことになる。


1970年までは1ドル=360円だったのに、たった25年(四半世紀)で1ドル=79円まで円高が進みました。
円高という事は、
円が人気の通貨という事ですので、日本の通貨が海外から支持を受けているという事ですね。
しかし、輸出産業中心の日本にとっては円高は苦しい状況とも言えまして、
なかなか海外に売れない=経済が悪化=デフレ になる訳です。

いき過ぎた円高も困るという事ですね。

そのため、2000年代にかけて円高対策を国を挙げて実践していたという事ですね。

・2001年〜現在 2011年には過去最高の円高を更新


円の戦後最高値は2011年10月に付けた75円32銭。翌年誕生した安倍政権は経済政策「アベノミクス」の第1の矢に位置付けた大規模な金融緩和で円安に誘導。息を吹き返したかに見える日本経済だが、円高へのおびえは消えていない。


2011年11月の1ドル=75円という数字は現在の約半分。
海外の人からすると、当時は100ドル払っても7500円のものしか買えなかったのに、
今だと100ドルで14000円のものが買える状況という事ですね。

この10年で約2倍の変動があるというこの状況を見ても、私生活には大きく影響します。

また、今のニュースでは「円安が悪い」というように報じるニュースもありますが、
当時の感覚からすると「円高の方が悪い」となります。

(円高だと輸出に困るので)

「時代」と「国の産業形態(輸出国家なのか、輸入国家なのか)」によっても変わりますね。

この円安の影響でAppleが製品の値上げを行いましたが、
現代においては円安の方が痛手と考える人が多いのではないでしょうか。


「アベノミクス」って言葉は知っていましたが、円安へ誘導する政策でもあったんですね。
勉強になりました。

・まとめ

いかがだったでしょうか。
ドル円相場は時代によって大きく変わっていることがわかりました。

現在のはどんどん円安になっており、海外旅行にかかる費用もどんどん高騰して行けないですよね..。

しかし、毎日の変動相場に一喜一憂せず、長い目で見ることが大切なのではないでしょうか。
過去の為替相場を見てもそのように感じました。


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